脳ドックとは
あづま脳神経外科リハビリクリニックの脳ドックでは
- 脳は再生が難しい臓器のため、人生において経験した状態や変化が刻み込まれている臓器です。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などを持つ方は、動脈硬化や隠れ脳梗塞を認めることもあります。
また、頭部外傷の既往や脳の萎縮状態が見つかる事もあります。
当院では、MRIの結果から、今後はどのような点に注意すべきかアドバイスしています。 - 症状がない場合でも、脳血管障害や脳腫瘍が偶然発見されることがあります。
無症候性病変の場合は、当院で対応させて頂くことがほとんどですが、追加検査が必要な場合は迅速に連携病院、またはご希望の病院へ紹介いたします。 - 脳ドックは、緊急対応が必要な方に次いで優先的に行っており、待ち時間の短縮に努めています。
- 検査後に結果を説明し、当日にCDRで画像を提供します。結果報告書は、できる限り2週間以内に発送するよう努めています。
脳ドック
脳ドックとは、脳の疾患を早期発見し、治療するための健康診断の一つです。
MRI検査で脳の健康状態をチェックします。
脳ドックは、症状が出る前に予防的に行われる健康診断です。頭痛めやまい、記憶障害などの症状がある方、脳血管疾患や脳腫瘍の家族歴がある方は、定期的な脳ドックを受けられることをお勧めします。
早期発見と早期治療が、脳疾患の予防に有効です。
当院では下記検査を行っています。
1. 頭部MRI(磁気共鳴画像): T2・FLAIR・T2*・MRA
MRI検査で脳の詳細な画像を撮影します。MRI検査はCT検査と違って放射線を使用せず、電磁石を使って脳の鮮明な画像が撮影できます。ただし12〜15分程度の時間が必要なのと、強い音がなる閉鎖空間での検査となります。脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、脳血管の異常などが見つけられます。
2. 頚部・頚椎MRI(磁気共鳴画像): 頚部MRI(頚動脈)・頚椎MRI
MRI検査で頚部・頚椎の詳細な画像を撮影します。頚動脈の狭窄や変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアなどの異常などが見つけられます。
3. 心電図検査(希望される方のみ): 脳への血流が不足すると、脳疾患のリスクが高まります。
脳卒中を発症する可能性がある不整脈があるか診断しています。
脳ドックの費用
費用(税込) | |
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脳ドック | 29,700円 |
当院の診断・治療方針
- 当院では、脳疾患や脊髄/神経疾患の診断に問診や神経学的所見に加えてMRIを使用して原因を追求しています。MRIは放射線や造影剤を使用しないため、安全性が高く、脳実質や血管、脊髄病変が詳細に描出されます。CTで異常が見つからなかった場合でも、原因が判明することがあります。
- 原因や症状に合わせて、内服治療を用いて改善を目指します。状況によっては物理療法やリハビリが必要となることもあります。手術が必要な状態であれば、迅速に連携病院または患者様の希望される病院に紹介いたします。
- 脳腫瘍や動脈瘤などが見つかった場合でも、時期尚早で手術を行わないケースもあります。そのような場合は、当院で経過観察を行い、患者様の状態を適切に管理していきます。
- 当院では、患者様一人ひとりの症状や状態に応じた最適な治療を提供し病状の改善に向けてサポートしています。脳卒中による麻痺症状や高次脳機能障害、認知症やふらつき、片頭痛や腰痛など脳/脊椎脊髄疾患は残念ながら根治が難しく、症状や後遺症が続くこともしばしばです。そのため、当院では治療に対するアプローチを治す事だけに集中するのではなく、患者様を癒せる施設でありたいと考えております。
- 投薬による予防/再発予防治療や生活指導、心身のケアやリハビリテーション、家族や社会復帰のサポートなど患者様の生活全般をサポートするための取り組みを行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
当院の連携病院
など
(もちろん希望される病院はどこでも紹介可能です)